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昼過ぎまでごろごろして、そのまま皇居へ。本当は箱根駅伝のゴールを見に行くはずだったのだが、家を出るのが遅れたので喫茶店で待機していた。raffineのランステーションは500円で、ランニング道具一式を借りれるのが便利。

走り終わった後、予備校時代の友だち4人で飲み会。司法浪人生の彼には、今年こそ合格してもらいたい。

 

・読んだ本

右翼と左翼 (幻冬舎新書)

右翼と左翼 (幻冬舎新書)

「右翼と左翼って何?」みたいな質問をされて、完璧に答えられた気もしなかったので読み直すなど。

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DVDのカーヴィーダンスをプレイ。楽しい。

東京大神宮へ参拝しようとしたものの、混んでいたのでパス。飯田橋から新宿まで散歩をして、ルミネのセールを物色して、チェックのシャツを1枚だけ買った。

夜は帰宅して、ちゃんこ鍋を食べた(んだと思う)。

 

夜放送されていた大人のピタゴラスイッチは、機械学習の導入教材になりそうな内容だった。そのあとの中村獅童の歴史番組にも度肝を抜かれた。

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例年通り、地元の幼なじみたちと鐘つき→お参り→新居のこたつで鍋をしたので、昼の2時ごろまで寝ていた。兄夫婦が来たのに合わせて起き、おせちを食べた。もうすぐ1歳になる甥はご機嫌だった。孫がいると会話がなくても自然と場が和むのがよいと思う。

夜に相手の家へ行き、いきつけの小料理屋でご飯を食べた。相変わらず美味しかった。

振り返り

今年はよい1年でした。

 ■旅行

スノボ、サンフランシスコ、マレーシア、草津、巾着田、子の権現、高麗神社、尾瀬、筑波山、高尾山×2、鎌倉

■展覧会

川内倫子展、アートアクアリウム展、etc...

■映画

hunger games、おおかみこどもの雨と雪、etc...(ちゃんと覚えていない)

■仕事

クレカ、各ページ改修、広告運用、業務提携推進、新人育成、代表プレゼンなど

■マラソン

本庄マラソン

物事を相対化するということ

『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』

 

久しぶりによい本を見つけたので、書いてみる。

 

筆者のちきりんは、素人に近い視点から社会問題を語るアルファブロガーとして評価が高いけれど、私はあまり好きじゃない。

 

というのも、わかりきったこと、答えの出ていることをわざわざイチから考えてみせるようなところがあって、思考実験として面白い部分はあるにせよ、それって専門的な知識を持ったうえで議論すべきじゃない? と思ってしまうことが多いからだ。

 

でも、いままでに50ヶ国以上の国を訪れたという筆者の体験がもとになったこの本はちょっと違う。その国々で体験したエピソードをもとに、普段私たちが当たり前だと思っていることが、決して世界の常識ではないことを教えてくれる。

 

たとえば、インドで旅行者が現地民に求められる数々の「施し」は、社会保障機能の代わりだ、と筆者は説く。インドでは、個人から個人への直接的な施しが、「富の再配分制度」の代替機能を果たしているのだ、と。経済格差を解消するのは国の役目だと思い込んでいる、われわれの常識は覆されるだろう。

 

そう、海外で体験して「自分の頭で考え」たことだから、話にリアリティがあるし、私たちは筆者が感じてきた価値観の揺さぶりを追体験しながら、海外で見識を広めるとはこういうことなのかと思うに違いない。イチから物事を考えてきた筆者だからこそできた、世界遺産巡りやグルメツアーで終わらない21世紀の海外見聞録がここにはあると思う。

 

最後に筆者は、「海外旅行なんて好きな人だけすればいい」と、いつものようにゆるく締めているけれど、海外を旅行しないなんてもったいないと思わせるだけの内容が本書には詰まっている。

年末読んだ本②

■タイラー・コーエン 『大停滞』

 

これは面白かった。

 アメリカ経済は長期的に見て停滞せざるを得ない、ということを論じた本。

 

その理由を筆者は、 アメリカの経済の繁栄を支えてきた3つの条件が

失われたことに求める。

 

①無償の土地(先住民から略奪したもの)

 

②イノベーション(技術革新)

 

③賢いながらもこれまで教育を受けてこなかった子どもたち

 

であり、

 

19世紀末までに①が消滅し、現在は②と③が消滅しつつある(解説 p.151)、

とこの本は論じるわけ。

 

で、②「イノベーションの枯渇」という部分がとりわけなるほどなあ、と思った。

 

「イノベーションの枯渇? インターネットがあるじゃん」って反論が

もちろん、出てくるわけだけど、

本書が説得的に語るように、無料のサービスが大半で十分に収益化できておらず、

雇用を生み出せていないんだよね。

 

車、家電といったアメリカの経済成長を支えてきた過去のイノベーションと

比べればその差は歴然。

 

ここではわかりやすく、日本を事例に考えてみる。

 

ネット業界の時価総額の上位企業である

ヤフー、楽天、DeNA、GREEサイバーエージェント、カカクコム、

ドワンゴ、エムスリーの従業員数を

合計しても、せいぜい10,000名。

 

日本を代表する製造業トヨタ一社で、

60,000人を超える従業員数がいることを思えば、

どれだけミニマムな産業かわかると思う。

 

とまあ、本書の議論は極めてパースペクティブが広く、

今後の先進国の経済動向を考える上で、貴重な一冊だと思った。

年末に読んだ本①

最近、仕事で他社との契約に関わることが多くて、

話が難航したり手間がかかったりなのですが、以下の2冊は参考になった。

  

■『ビジネスパーソンのための契約の教科書』

 

そもそも契約書って何なの?みたいな超基本的なところから説明してあってよい。

国際的に見た日本人の交渉のダメな点などが書かれていて、

アニメやゲームのコンテンツ調達/供給業務にかかわる人は、

特に役立つんじゃないかと思った。

 

■『ハーバード流交渉術』

 

バーバードのMBAコースで用いられているテキストの邦訳。

交渉の際に頭に入れておくべき原則論から、交渉の現場での事例まで載っていて

業界、業種を問わず役立つと思った。

訳者は、ライフネット生命の副社長岩瀬大輔氏(よくそんな時間あるよなあ・・・)。

特に違和感なく読めるわかりやすい訳でした。

 

契約ごとは、最初は話が進んでも、

細かい調整の段階に入ると、なかなか話が進まなかったりして難しいものですね。